一口に電子ピアノと言っても、メーカーや価格も様々で、どうやって選べばいいか分からない。そんな風に思ってしまう人も多いはず。
そんなあなたのために、こちらのページではYAMAHA(ヤマハ)から発売されているおすすめの電子ピアノ10選を、機種の特徴やわたくし管理人が実際に試奏した感想を踏まえてご紹介します。
日本国内の楽器メーカーの中では、圧倒的な認知度とブランド力を誇るヤマハ。アコースティックピアノづくりで培った技術が電子ピアノにも詰め込まれており、音色、タッチ感など、バランスのとれたメーカーと言えます。
また、気軽に電子ピアノを楽しみたい方から本格派まで、様々なニーズにあったラインナップとなっているため、きっと自分に合ったものが見つけられるはずです。
■Clavinova(クラビノーバ)シリーズ
電子ピアノと言えばクラビノーバ、と言うイメージも持つ人もいる程、定番の商品。
約120年続く、ヤマハのアコースティックピアノづくりのノウハウが詰め込まれています。
まずは音色。ヤマハ最高峰のグランドピアノ「CFX」、そしてウィーンのメーカー、ベーゼンドルファーの「インペリアル」の二種類の音色が収録されており、イメージに合わせて選択することが出来ます。
また、タッチや奏法の微妙な違いにも対応し、弾き手が思い描く細かなニュアンスにも答えてくれます。
今回は数あるクラビノーバシリーズの中からオススメのものをいくつかピックアップしたいと思います。各機種の特徴的な機能なども紹介していきますので是非ピアノ選びの参考にしてくださいね。
1. クラビノーバ CLP-685
YAMAHA
回転式のキーカバー(ピアノの蓋)を採用しており、見かけはアップライトピアノそのものです。
そしてこのモデルの最大の特徴は、「カウンターウェイト」を搭載していること。グランドピアノでは、鍵盤にハンマーなどのアクション部分とバランスをとるためのおもりが付いていますが、それと同様の仕組みをカウンターウェイトによって再現しています。これにより、繊細なタッチでの表現が可能になっています。
アコースティックピアノからの買い替えなどをお考えの方にはピッタリの機種ではないかと思います。
2. クラビノーバ CLP-645
YAMAHA
また、グランドピアノのタッチ感に近づけるため、選び抜かれた木材を使用したナチュラルウッドエックス鍵盤を採用しています。さらにBluetoothにも対応しており、スマートフォンなどに録音した音楽をクラビノーバに送って再生したり、一緒に演奏することが可能です。
3. クラビノーバ CLP-675
YAMAHA
そして、88鍵リニアグレードハンマーにより、一つ一つ異なる鍵盤の重みをよりグランドピアノに近い感触になるよう忠実に再現されています。またスピーカーにもこだわっており、それぞれの音域を専用のスピーカーとアンプで響かせることにより、これまでにないダイナミックなサウンドを実現しています。CVP-701
4. クラビノーバ CVP-701
さらに、他のクラビノーバシリーズに搭載されている二種類のグランドピアノの音色に加えて、弦楽器や打楽器、コーラスや効果音まで、様々な音声が収録されており、音楽の新しい楽しみを味わうことが出来ます。またセッションモードを使うと、家にいながらもバックバンドと共に演奏しているかのような、アンサンブルを楽しむことが出来ます。
5. クラビノーバ CVP-705
YAMAHA
収録されている音声もCVP-701に比べ多くなっており、より様々な機能を楽しむことが出来ます。さらに鍵盤にはナチュラルウッドエックス鍵盤が使用されており、グランドピアノに近いタッチ感を再現しています。
せっかく電子ピアノを買うのだから様々な機能が備わったものがいい!でも、やはり音色やタッチ感にもこだわりたい!という人にはもってこいのモデルではないかと思います。
6. クラビノーバ CSP-150
■ARIUS(アリウス)シリーズ
入門編の電子ピアノ、としてヤマハが開発したのがこのアリウスシリーズ。
クラビノーバに比べて低価格でありながらも、音色や鍵盤のタッチ感は、よりグランドピアノに近いものになるようにこだわっているのはさすがヤマハ、と言えるところ。
すべてのモデルに3本ペダルを備えているほか、正しい演奏姿勢を身につけられるようにキャビネットタイプを採用しており、これからピアノを始めるお子様にもピッタリのシリーズです。
7. アリウス YDP-163
ヤマハ
音色はコンサートグランドピアノの音源が収録されています。またタッチ感においては、ひとつ前のモデルから鍵盤の仕様がグレードアップしています。鍵盤のセンサーが増えたことにより、しっとりと弾きやすいタッチ感となっています。個人的には、同じ価格帯の他のメーカーのものに比べても、この機種の弾き心地が一番いいかな、と思った商品です。
8. アリウス YDP-S52
音の響きは奥行きが狭い分やや劣る部分がありますが、収録されている音源は他のアリウスシリーズと同じですので、本格的な音をモダンなデザインで楽しむことのできる機種と言えます。
■P-series
コンパクトサイズで持ち運び可能なP-series。それと同時に、グランドピアノのような本格的なピアノ演奏を気軽に楽しめるのが強みです。バンド活動など、ピアノを持って頻繁に移動する人にはオススメのシリーズです。
9. P-45
機能はそれほど多くなく、シンプルな作りですが、音色やタッチ感は遜色なく、ピアノとしての機能を充分に果たすことが出来ます。
なお、こちらの商品は本体のみとなっているため、合わせて専用のスタンド、椅子をセットで購入されることをお勧めします。
10. P-255
YAMAHA(ヤマハ)
コンパクトなデザインに加え、タッチ感にもこだわっています。ヤマハのPシリーズの中では、こちらの機種が一番鍵盤が重く、アコースティックピアノとの違和感も少ないのが、実際に弾いてみた感想です。また、低・中・高それぞれの音域で音質調整が可能な「EQスライダー」が搭載されており、演奏環境や好みに合わせて調節することが出来ます。
なお、こちらの商品は本体のみとなっているため、専用のスタンド、椅子、ペダル等を合わせて購入することをお勧めします。
◎追記
大変多くの方にこちらのページをご覧いただいており、少しでも沢山の機種を紹介できれば、との思いから、上の10選で紹介しきれなかった他の機種もこちらで紹介していきたいと思います。
10選で紹介した機種と同様に実際に試奏した感想、そして残念ながら10選に選ばなかった理由も合わせて掲載していきます。
・CLP-635
YAMAHA
10選に選ばなかった理由は、鍵盤仕様が3種類あるCLPシリーズの中では最もグレードが低かったためです。「グランドタッチ鍵盤」と言う、より高性能の鍵盤を売りにしているCLPシリーズなので、残念ながら10選には選びませんでしたが、実際に弾いてみると重すぎず軽すぎず、クラシックでも十分に弾きこなせるな、という印象でした。
・CVP-709
YAMAHA
しかし、実際に店頭で見かけることも少なく、楽天やAmazonでの口コミもほとんどないことから、最終的にこちらの機種を購入するする方が少ないのではないか、と思い10選からは外すことにしました。機能と性能の両方がいい分、値段設定がかなり高くなっているで、購入を踏みとどまる方も多いのかもしれません。
・YDP-143
ヤマハ
・P-115
コンパクトなものが欲しいけれど、機能性もそれなりに欲しい、、、!そんな方には是非おすすめです。
いかがでしたか?電子ピアノ選びの参考になれば幸いです。
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